オーストラリアのホームステイ・色々なカタチ
オーストラリアのホームステイ
はじめての留学経験の場合、どうしても日本の常識でジャッジをしてしまいがちなホームステイでの生活!
・日本ではこうなのに…
・こんな時どうしたらいいんだろう…
な~んていうことを考える機会があるかもしれません。
言葉も文化も違う国で、外国人と仲良く暮らすには、
「オーストラリアの文化と日本の文化は違う」
ということを認識することが大事です。
基本情報-多民族国家・オーストラリア
オーストラリアは日本と違い、移民が形成している国と言っても過言ではありません。
オーストラリアには古くから先住民族アボリジニが住んでいました。
17世紀にヨーロッパからの移民がオーストラリアに移り住み、18世紀後半には中国からの移民がゴールドを求めて移住しています。
実はオーストラリア政府ができたのは1901年!オーストラリアは日本に比べると、建国200年余りのまだまだ新しい国家なのです。
建国後も移民政策によって、世界各国から様々なバックグラウンドを持つ移民がオーストラリに定住しています。
実はこのことは、ホームステイだけでなく、オーストラリアで留学や生活をする上でとても重要なことでもあるんですよ!
オーストラリアのホームステイの特徴-1
・様々なバックグラウンドを持つファミリーがいる
オーストラリアで留学をする際に、「ホームステイ滞在」を選んだ人は、出発前2週間~4週間くらい前にホームステイ詳細が手元に届くようになっています。
ファミリーの詳細はこんな感じです↓
【ホームステイ詳細】
ホストマザー:アイルランド出身
ホストファザー:オーストラリア出身
子供:オーストラリア出身
または、
ホストマザー:ベトナム出身
ホストファザー:イギリス出身
子供:オーストラリア出身
バックグラウンドは実に様々!!
近年、日本にも外国人移住者は増えていますが、オーストラリアほど多種多様な人種はいませんね。
その証拠に、オーストラリア政府が国民の為に設けている通訳サービスはなんと「150言語」にも及びます。
さすが移民大国オーストラリアですね!
実は私がはじめてオーストラリアに留学した時も驚くことが沢山ありました。
例えばこんなこと↓
・白人だからと言って、ネイティブではない
→イギリスやフランス、ドイツからの移民もたくさんいます
・アジア人だけど英語がネイティブ
→オーストラリア生まれ(育ち)のアジア人がたくさんいます
・日本では出会ったことがない人たちと出会う
→アフリカや中東の人々、または難民認定されてオーストラリアに移り住んだ人たちなど
Don’t judge a book by its cover (見た目で人を判断するな)
ということわざがありますが、文字通り、オーストラリアでは外見で判断することができないほど多種多様な人たちが共生していると気が付きました。
オーストラリアのホームステイの特徴-2
オーストラリアには様々な家族のカタチがあります。
・シングルマザーの家庭
日本より離婚率の高いオーストラリアではシングルマザーのホームステイもあります。
子供を預けながらバリバリ働いている女性が多いのも特徴です。
・共働きの家庭
専業主婦という概念がほとんどないオーストラリア。
女性は結婚しても子供を持っても働き続ける方が多いのが特徴です。
・事実婚の家庭
結婚という形をとらずにパートナーとして生活を共にする家庭も多いです。
・同性婚の家庭
ホームステイとしてはあまり聞くことはありませんが、私がよくお世話になるAirbnbのオーナーは同性同士で生活を共にしています。
明るくとても楽しいファミリーで毎回滞在するのが楽しみです。
オーストラリアのホームステイの特徴-3
様々な人種が共生しているということはお伝え出来たと思いますが、その中でも私が驚いたのが、子供の親権。
離婚してしまうと、どちらか片方に子供の親権が移る日本と違い、オーストラリアの親権は両親にあります。
そのため、平日はお母さんと一緒に暮らし、週末はお父さんと一緒に暮らすというスタイルが通常です。
いざ自分がホームステイでお世話になる時に、ホストファミリーのお子さんの数が日によって減ったり増えたりすることがあると驚きますよね。
というわけで、
オーストラリアには様々なバックグラウンドを持つ人たちが共生しています。
日本の常識に照らし合わせてしまうと「?」というものをありますが、
「郷に入りては郷に従え」
の気持ちでオーストラリアの人たちや文化を尊重したり積極的に学んでもらえたらと思います。
知らず知らずのうちに、日本の常識が世界標準だと思っていると、
思いもよらないトラブルに発展することもありますので、
生活をする国の文化や歴史を学ぶことって大事ですよね!
次の記事では、
・筆者のYukieがホームステイをして感じたこと
・ホームステイをコーディネートした経験から感じたこと
・ホームステイをしている留学生から相談されたこと
なども交えて、具体的にご紹介できればと思います!