もくじ 1.留学して真っ先に感じること 2.初心者におすすめの勉強法と参考書 3.中級者におすすめの勉強法と参考書 4.絶対にしてはいけないこと 1.留学して真っ先に感じること まずは、私の話から。 初めてオーストラリアに行った際の私の英語力はゼロではありませんでした。 というのは、日本でそれなりに勉強していて、簡単な文章であれば読み書きができるレベル。しかし、ネイティブの世界に足を踏み入れたことはなし… といった状態でした。 そういえば、半年くらいゆる~めの英会話にも通っていたっけ!! ずいぶん前のことなので忘れかけていましたが、とてもやさしいオージーの先生が簡単な英会話を教えてくれたのでした。 その先生は、ゆっくり、そして何度でも話してくれるので、ちょっと英語を話せた気になっちゃってたかも。 ところが! 実際にオーストラリアで生活を始めると、気が付いたことがありました。 簡単にいうと、これ↓ 英語が全然わからない💦 何で気づいたかというと、 テレビ!! ホームステイ先の自分の部屋に通されたときに何気な~くつけたテレビから聞こえてくるものが、 何語だか認識できなかったのです💦 これには正直焦りました。 もちろん聞こえてきた言語は「英語」のはずです。 ちょっと難しそうな番組ではありましたが、ショックでしたね~~。 ネイティブが話す英語は本当に早いですね💦 それからの生活は、 ・聞き取れない ・言いたいことが的確に言えない ということにしばらく悩まされたのでした。 私自身の出発前の英語の勉強の反省点は、 ・日本語の参考書がメインだった ・速度がゆっくりのリスニング教材を使っていた(その時はゆっくりなことにすら気が付かなかった) ・日本の学校での学習方法を引きずっていた(単語の丸暗記など) 時は流れて留学生サポートをはじめてからのお話。 入国直後や、語学学校の初日に留学生一人一人にフォローアップするのですが、 その時に留学生のみんなに言われるのは、やはり「英語」の話が多いです。 ・もう少し勉強しておけばよかった ・早くしゃべれるようになりたい というような内容です。 日本で英語を完璧にしていくのは難しいですが、 留学を決めたら、日ごろから「英語」を意識することは大事ですね! というわけで、 日本でやっておけばよかった💦 は、多くの留学生が感じることではないでしょうか。 日本での学習では、「勉強の方向を間違えないこと」も大事です。 たくさんの教科書や参考書を購入して勉強した気になってしまったり、 英会話や教材に多額の費用をかけてしまうよりは、 お金をかけずに学べる方法は意外にたくさんあります。 たった1冊の参考書でも、優れた参考書を隅々まで勉強すれば、留学前の勉強としては十分ではないかと思います。 それからただひたすら単語を暗記するという勉強方法はやめ、 その単語を使った文章を覚えるということも大事です。 もっと言うと、 その文章を口に出して何度も繰り返し言うことも大事ですね! なぜなら、オーストラリア生活のはじめの一歩で大事なのは、読むことでも書くことでもありません。 「自分の目の前にいる人の話が聞けて、自分が言いたいことを伝える」 ことなのです。 これらを踏まえて、おすすめ勉強法や参考書をご紹介していきたいと思います。 2.初心者におすすめの勉強法と参考書 英語に全く自信がないという人にとって大事なことは、 オーストラリアで楽しい生活をスタートする術を身に着けることです。 簡単な挨拶、そして簡単な意思表示ができること、 これは初心者がオーストラリア生活をスタートするにあたりとても大切なことです。 *英語ができないから、英語を勉強しにオーストラリアに来ているので、英語ができないことに極端に不安に思う必要なないですよ。 具体的にどうしたらいいかというと、 ベーシックなものを学ぶ に尽きます。 よく、 「中学英語をマスターすれば英語は話せる」 というのを耳にしますよね。 まずは第一ステップとして、中学英語がわかれば、簡単なコミュニケーションは問題なく取れます。 たまに「会話力を伸ばしたい」ということで、英会話だけを始める方もいますが、会話は文法ができないとその先の上達が望めないかもしれません。 ですので、簡単な文法のおさらいと、会話の練習をバランスよく行うことをお勧めします。 初級者におすすめの参考書はこれ ↓ Grammar in Use (初級レベル) これは長年ベストセラーの参考書で、レビューを見るとわかりますが、利用者の満足度が高いです。 私自身はオーストラリアに渡航してからこの参考書を知りました。そしてすぐにこの参考書を買い、自主学習用に利用しました。 日本では習わなかったことが書いてあり、とても分かりやすく、「英語で理解する」ということにも慣れてきました。 日本で始めておけばよかったなあと思える参考書です。 この赤いカバーはエレメンタリー(初級)レベル向けの参考書です。 この参考書のいいところは、 ・すべて英語 ・理解しやすい ・使える英語が学べる などなど、日本語の教科書にはない、いいところがたくさんあります。 はじめはすべて英語で戸惑う人もいるかもしれませんが、オーストラリアの学校では日本語が書かれた教科書は使いませんので、渡航した際に必ず役に立つと思います! 例えば、英語を学ぶ際に使う用語について説明すると、 日本では名詞、動詞、形容詞…と日本語で習っていたと思います。 ところが、オーストラリアでは日本語で学ぶことはしませんので、 noun(名詞)、verb(動詞)、adjective(形容詞)という具合に教科書に出てきますし、先生もすべて英語で説明します。 あらかじめ英語オンリーの参考書を使っておくことで、オーストラリアでの学習に初めからつまづくことがなくなりますよね! それからオーストラリアのことを知っておくことも、コミュニケーション成立に必要なことですね。 簡単な意思表示ができるようになっておくこと、そして、リスニングはリアルなものを使うこと(極端にゆっくりな教材ではなく、海外ニュースや動画を利用)、これらを行えば到着後は少し気持ちに余裕ができるかもしれません! 全て英語の参考書に抵抗がある、または初級ではなくビギナーレベルという方は、日本語の教科書から始めてもいいと思います。 慣れてきたら、英語オンリーの参考書に移って、継続して勉強することをお勧めします。 3.中級者におすすめの勉強法と参考書 中級者にもお勧めできるのが、Grammar in Use(中級レベル) こちらも世界中の人に利用されているベストセラーです。 ↓ Grammar in Use (中級レベル) 基礎はある程度できている、インターミディエート(中級)レベル向けの参考書です。 こちらも利用者のレビューもよく、「英語で英語を学ぶ」ということに慣れるためにも中級者にはお勧めです。 こちらも留学前だけでなく、留学中も重宝する一冊ですので、現地に持っていくことをお勧めします! 上級者向けのGrammar in Useもありますが、こちらの説明は省略します。 中級以上のレベルの方の中には、IELTS(アイエルツ)の勉強をしたい、 という人もいるかもしれません。 IELTSはTOEICとは問題や質問形式が全く違いますので、ぶっつけ本番でテストを受けるよりも一度問題集などで内容をつかんでおくことをお勧めします。 テスト代もTOEICに比べると高めなので、なんとなく受けるのはもったいないですね💦 私がIELTSの勉強に使った問題集はこちら IELTS ACEDEMIC 15(アイエルツ アカデミック15) 私が買ったものはこれの古いバージョンでしたが、おかげでIELTSとはどんなものなのかを把握することができました。 実際の問題と同じような内容になっているのでペース配分をつかんだり、本番さながらに勉強ができます。 IELTSはマークシートではなく、答えを書き込むような回答形式です。 そのため、本当の実力が試されてしまいます。 先日、IELTSのテストセンターの方の話を伺いましたが、やはりしっかり対策して受けることをお勧めしていました。 ↓IELTS単語集 IELTS4.5~5.0前後対象オーストラリアの語学学校などでも使われている教科書これからIELTSの勉強を始める人におすすめ! アイエルツ ファンデーション IELTS5.5を目指す人に! コンプリート アイエルツ 日本人が苦手なライティング対策に… こちらのテキストは中学英語~基礎が学べてわかりやすい! ロングマン アカデミックライティング 4.絶対にしてはいけないこと あまり大きな声では言えませんが、日本の参考書や教科書のリスニングは、「とてもゆっくりで聞き取りやすい会話」を録音しているものがあります。 そういった参考書やCDを使って、ゆっくりの英語に慣れてしまうと、いざ現地に到着した時に、ネイティブの英語が全く聞き取れなくなってしまいます。 ちなみに私は出発前に○○○講座を勉強していました。ホームステイでテレビでの会話が聞き取れなかったのは、この理由かもしれません。 もっと、オーストラリアのテレビやニュース、動画を見て現地の英語のスピードに耳を慣らしておくべきだったと後悔しました💦 というわけで、実際には、ネイティブの会話はとても速いです。 ゆっくりペースの英語の聞き取りに慣れていると、実際には歯が立たないので、日本の教材より海外の教材を取り入れることをお勧めしています! ╲オージースタディのinstagramのストーリーではリスニングクイズやオーストラリアニュースをご紹介していますので、興味のある方は是非覗いてみてください!/ 【参考記事】留学前の学習-なぜ単語帳はダメなのか?